ホヌと私と月の虹~お嬢~

日々の出来事などを、ゆるく綴って行きたいと思います。

熱い漁師

私たちがよく行っていた、亘理町に「きくしん」と言う釣り船やショップ、不動産など
手広く営業していたお店があります。今回の津波で船を何隻も流されたそうです。


でも、近くに上がっていた仲間の船を最初に動かしたいと、前向きに行こう、頑張ろうと
しているようです。それでも漁師を辞めたいと言う方が大半だそうです。
そんな中で頑張ろうとしている、きくしんさんの熱い思いのその記事を見たときに、
何だか私まで胸が熱くなりました。


数年前によく、鳥の海で釣りをしていました。
えさは「きくしん」さんで購入、いざ釣り糸を海に投げ入れ、
釣れるまでしばし竿を放置・・・。
その間、漁港に帰ってくる、きくしん丸の船や、仲間の方たちの船を眺める。
「皆さん今日は大量だったかな〜」と思いをはせる。
船が行き来すると揺れる竿先、釣り素人の私は、ハッΣヽ(゚Д゚○)ノ ツレタカモ!
と勘違い^^旦那には竿確認する私に「それ、違うし、船の波で動いてるだけだし」と(笑)

で、釣りをしていると、色んな人が釣りに来たり、通りかかります。

とても日焼けしてる人。
夕方だけ来て餌を海面に投げ入れ、サッパやボラを一時間もかけないであっという間に釣って帰る人。自分は釣りが楽しみなだけだからと、なんとメバルアイナメを何匹も私たちに置いて行った、上から下まで釣り服をかっこよくきめたサングラスの紳士。
近所の人であろう、ランニングシャツにハーフパンツ、サンダル姿でベンチに座り煙草をふかしている、おじいさんたち。夕方に町の安全を確認する見回り隊であろう、おばさま達。
毎週のように行っていたあの場所が津波に飲まれちゃったなんて、悲しいです。
でもゆっくりでいいのです。またあの風景が戻ってくれたら、嬉しいです。