みかん農家のおじさんが可愛そう・・・

東九州自動車道の北九州市−宮崎市の間で唯一の未開通区間、椎田南インターチェンジ（ＩＣ、福岡県築上町）−豊前ＩＣ（同県豊前市）間にあり、用地明け渡しに応じていないミカン農園内の道路用地（同市、約１・５ヘクタール）について、福岡県は１４日朝、行政代執行による強制収用を始めた。
農園主の岡本栄一さん（６９）は園内の道具小屋に立てこもったが約３時間後、県側に抱えられて、退去させられた。


凄く、複雑な気持ちになりました。

祖父の代から５０年間営んで来たミカン農園を守るため、
この方は１７年間も反対し続けてきて、行政代執行されるときは最後の最後まで一人で反発してました。
強制的に反対の看板を撤去され、チェーンソウの音は聞こえてくるし、
小屋に立てこもっていた岡村さんを引きずり出して。
抱えられて出て来た時のおじさんの表情と
「何をするんだ！やめろ！」という声が切なかったです。
行政はこの土地を守りつつどうにか出来なかったのか？
行政の決定権は民間には絶対なんだなと思い知らされた瞬間でした。

ミカン農家のおじさん「この土地は岡本の物だ！」
ネクスコ　「いいえ、ネクスコのものです！」
おじさん　「お金はうけとってない！」
と言うやり取りも・・・
その道路が造られれば利便性があると言っていましたが
大変考えさせられます。
良いとも悪いとも言えないこの話・・・
やりきれないです。